暑い日が長く続いたせいでしょうか、今にずれこんでるってことに
なるのかな、はっきりしない天気が続いてますが、さらには、
台風も接近中、被害を出すことなく、早く去って行って欲しいと
願う今日この頃、音楽の方は、切なくも美しい秋の雰囲気、題して
「秋のR&Bメロウ・グルーヴ」ということで、今週はお送りしてきた
ブログ★ラヂオになります。
本日は、ローリン・ヒル(Lauryn Hill)の「エックス-ファクター
(Ex-Factor)」をピックアップです。
1998年発表の当時売れに売れたアルバム「ミスエデュケーション
(The Miseducation of Lauryn Hill)」に収録されている一曲です。
日本でもかなりのヒットとなったアルバムで、確かに今聴いても
素晴らしいってことになりますが、でも、これ、そんなにポップじゃ
ないですよ。何故にこれほど売れたのかは、私的には疑問に思うんです
けど、例えば、アデルとか、それほどポップでもない人がいきなり
爆発的に売れてしまうっていうのは、たまに起こります。
そんなローリン・ヒル、このアルバムで、グラミー賞5部門を制する
離れ業もやってのけてますが、元々はフージーズのメンバーとして
デビュー、このグループでブレイクも果たしていて、ソロに転向後
最初に発表されたアルバムが、この「ミスエデュケーション」です。
アメリカのR&Bシンガーでありラッパーになります。
確か、R&Bってジャンル、今でも違和感を覚える人多いかも
しれませんが、昔使っていたR&Bっていうのとは違う意味として
定着したのが、このアルバムが売れてから以降になると思います。
ヒップホップが隆盛となり、シーン全体に大きな影響を及ぼした分け
ですけど、それ以降のブラック・ミュージックは、R&Bと呼ばれる
ようになったと私は理解してるんですけどね、まさに、この
「ミスエデュケーション」では、それまでのソウル・ミュージックと
ヒップホップが高い次元で見事な融合を果たした完成形といった感じに
なっていて、そういった意味でも歴史的名盤になるかと思います。
って感じのローリン・ヒル、カリスマの称号を与えられるに相応しい
才気溢れるシンガーっていうのは、私もまったく異論のないところ、
ただ、こういった天才肌の人には往々にして起こることで、
上を目指してバリバリやっている時には凄いことを成し遂げるんですが、
一度登り詰めてしまうと、その完璧主義が裏目に出るんですかね~、
このアルバムのヒット以降は、弾き語りという別の角度から制作された
「MTVアンプラグド」というライヴアルバムを残しているだけで、
スタジオアルバムは発表されておらず、やはり、前作を超えなくては
というプレッシャーは、かなりなものになるように思います。
今もっとも新作が待ちわびわれるアーティストの一人でもあります。
ライヴや、他のミュージシャンとのコラボは行われていて、今でも
現役バリバリではあるのですけどね。でも、最近では、脱税の容疑で
服役なんていう、やはり、天才らしい(?)波瀾万丈な人生を
送られてます。(まぁ、この脱税に関しては、単にセコイってこと
じゃなく、コチラのサイト様では、恐ろしいことも推察されてます。
ローリン・ヒルについて詳しくは、コチラWikiをご覧下さい)
ということで、サンプリング元がWu-Tang Clanの
「Can It Be All So Simple」(コチラ)、原詞対訳はコチラの
サイト様で掲載されてますが、極上まったりな秋のメロウって感じに
なりますか^^、ローリン・ヒルで、「エックス-ファクター」です。
良い週末を♪
Lauryn Hill - Ex-Factor