皮肉なもので、昨日今日と台風一過の抜けるような青空の晴天、
陽射しこそ夏の名残の暑さも感じましたが、概ね爽やかな秋晴れ
といった一日になりました。
今週のブログ★ラヂオはと申しますと、そんな深まり行く
秋ということで、渋目のサウンド、でも、まったりとしてしまう
時期にはまだ早いので、ファンクといったジャンルから音楽を
チョイスしてお送りしています。
本日は、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・
103rd(ワンハンドレッド・アンド・サード・)ストリート・
リズム・バンド
(Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Band)の
「エクスプレス・ユアセルフ(Express Yourself)」を
ピックアップして行ってみます。
1970年作の同名のアルバム「Express Yourself」に収録され
ヒットした一曲です。
何だか、えらい長いバンド名なので、
チャールズ・ライト&ザ・ワッツ~とさせて頂きますが、
まぁ、それほど知られている分けではない、レアな感じの
バンドではありますが、ドラムには、モータウンの黄金期を
支えたジェイムス・ギャドソンが在籍していたり、ギターは、
後にEW&Fに参加することになるアル・マッケイを擁し、
50年代末から70年代初頭にかけて活躍した西海岸の
実力派ファンクバンドです。
リーダーであり、ヴォーカルのチャールズ・ライトは、
ギターやピアノ、そしてプロデューサー業もこなすという
多才さを持ち合わせてます。(まぁ、コチラのサイト様に
詳しいのでご覧頂ければと思います)
で、この「エクスプレス・ユアセルフ」という曲、ユル目の
腰抜け感が何とも心地良いファンクビートといった印象で、
これは、音と音の隙間の使い方が上手いっていうんですかね、
さらには、良く聴くと各楽器の絡み具合が絶妙で、決して
分厚いという分けではありませんが、何とも言えない
グルーヴを産み出しており、その辺で今回テーマの「渋い」
ということになってるかと思います。
ドクター・ドレとアイス・キューブが在籍したN.W.A.が、
同名曲でサンプリングしたことで、レア・グルーヴ・シーンでは
知られている一曲でもあります。(コチラで聴けます)
ということで、何とも平和なYouTubeを貼らせて頂いてますが、
チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103rdストリート・
リズム・バンドで、「エクスプレス・ユアセルフ」です。
Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Band
- Express Yourself