初夏の陽気が続いていて、なかなか清々しいわけですが、
今週のブログ★ラヂオはそんな気候にも乗せられつつ、
目に青葉って言うんですか、新緑の季節とでも言いましょうか、
そんなフレッシュな緑を思わせるような音楽を何曲か、ということで
また一週間綴らせていただこうと思ってます。
で、本日の一曲となりますのは、
「想い出のグリーン・グラス」、今回のお題には申し分のない
タイトルとなりますけどね、原題はさらに申し分なく、
「Green, Green Grass Of Home」です。
カントリーのスタンダードになりますが、
この曲で、おそらく最も知られているのは、
トム・ジョーンズのバージョンということになります。
(コチラ←クリックで聴けます)
1966年にヒットし、7週連続で全英のNo.1になってます。
・・・が、この方は先週も登場してるし、今回の、爽やかな感じも
出していこうという線からは、ちょっと外れるところがあるので^^、
敢えて今回は、ジョーン・バエズのバージョンで、
行ってみたいと思います。
まぁ、YouTubeで、良い映像を発見したということもあり、
貼らせて頂き、お送りしてみようということです。
ジョーン・バエズは、1960年代に人気のピークを迎えたアメリカの
フォーク歌手になり、反戦活動や公民権運動といった社会的な
活動でも知られている人です。(詳しくはコチラでどうぞ)
映像からも、強い目力を感じる鋭い目線から、その辺の
意志の強さをうかがい知ることが出来ると思います。
といっても、女性らしい優しい歌声で、なかなかこの曲の癒しの
メロディーにマッチしています。
そう、単にメロディーといった観点から言うとそういことに
なるんですけどね、実は、この曲の主人公は男で、
しかも、刑の執行を翌日に控えた死刑囚の歌なんですよね。
1、2番の歌詞こそ久々に帰ってきた故郷の緑に安らぎを
覚えたって感じなんですけど、3番になって夢から覚めて
みると現実には死刑囚だったという、そういう歌です。
(歌詞の和訳はコチラでどうぞ)
って感じで、今回調べてみてビックリなんですけど、
なので、本来はやはり、トム・ジョーンズのような歌手が歌うのが
本筋ということになるようです。
でも、まぁ、日本人なので、やはり曲の雰囲気やメロディーを
楽しむという感覚が洋楽を聴く上では主になるだろうし、
そんな感じで今回も行ってみましょうって事になりますかね^^、
ジョーン・バエズで「想い出のグリーン・グラス」です。
Joan Baez - Green, Green Grass Of Home
