懐かし目な曲を何曲か(決してハーモニカの特集ではない to ともさん)、
ということでやってますが、その中でも、あの何秒かの短いCMの間で
よく耳につき印象的で記憶に残ったのは、最近ではシカゴの
「サタデイ・イン・ザ・パーク」と、ソニーのCMでしたか、
本日登場のオアシス、「ホワットエヴァー」です。
何か新しいことが始まるぞ、みたいなワクワクとさせる曲ですね。
1994年発表の作品になります。
でも、オアシス…微妙な感じですね~。
今や押しも押されもしない、英国を代表するロックバンド。
音楽の印象はビートルズ、モッズ、パンクといった
オールド・スクールな私のような人間にも耳に馴染んだ
音楽の組み合わせといった感じで、違和感なく聴くことができます。
それも、老かいと言っていいくらいの絶妙なミクスチャー、
豊富な音楽知識の裏付けがあってこそのなせる技です。
といった優等生的なことをしていながら、
態度がね…オジサンなのでオジサンのようなことを言うと、
この「聴くのなら聴けば」、といった投げやりな態度…
例えば、いかにも頭の悪そうな人達がメチャメチャなロック
を演奏していても、それが、エネルギーに満ち溢れてたり、
メチャメチャなだけに、今までに聴いたこともないような
ものであれば、どんな横柄な態度をとったとしても
それは若気の至りということで、
耳を傾ける価値ありって思うのかもしれません。
でも、オアシスのように、私よりはるか年下であるのにも拘わらず、
過去の遺産の上に成り立ち、実は計算しつくされた
ベテランミュージシャンがやるような、
でも、それほど新しいといった分けでもない音楽を
「オレ達の音楽を聴かせてやるぜ」みたいな態度で演奏されても
ん~、あえてオアシスじゃなくても、昔のでいいか、
みたいなことになってしまいます。
単なる素材として過去の音楽を利用している感じではく、
もっと思い入れを込めてやってますみたいな、
ひたむきっぽいところがあった方がいいかな、高年齢層には。
若い人達には逆にその辺がクールということでウケるのでしょうが。
まあ、元々高年齢層など相手にしてないのかもしれませんけど。
ただ、この先バンドが行き詰まり、さらに作品作りに真剣に、そして、
ひたむきに向かわざるを得なくなった時、逆にあらゆる世代に受け入れられる、
よりスーパーな存在になる可能性も秘めたバンドという気もします。
オアシスで、「ホワットエヴァー」です。
Oasis - Whatever