不幸のカリスマ

2009-11-07

今週は、「芸術の秋」、アートな味わいも合わせ持つ

サイケデリック・サウンドということで、音楽をチョイスして

まいりました。深まりゆく秋をアートフルに彩ったことと思います。

で、いつものように週の終わりには特集の最終日を迎えるブログ★ラヂオ、

トリを飾ってもらうのは、ドアーズです。

まあ、暗いですね。ボーカルはジム・モリソンということになりますが、

見事なまでの不幸の体現者、不幸のカリスマと呼びたいと思います。

(ここでいう、不幸とは貧乏とかそういうことではなく、

生きること自体、精神的に苦しい、辛いといった意味ですが)

もちろん、ある程度は、意識的に不幸で救われない人を演じてる部分も

あるとは思います。でも、ロック・スターとなってからも、おごり高ぶることなく、

不幸であり続けるというのも見事なものだと思います。

多分この人にとっては不幸でいることの方が安心できる、恐怖心を払拭し

落ち着いた気分でいられるってことなのかもしれません。

なので、不幸であればあるほど、人気の出る倒錯したロックの世界

というのは、格好の居場所だったのではないでしょうか。

でも、まあ、最後には、落ちるところまで落ちてしまうというか、

薬物の過剰摂取と思われる死にみまわれてしまう

ということになってしまいますが…

いわゆる、ロック界ではジンクスになっている27歳、ブライアン・ジョーンズ、

ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックスと同様の年齢で、

若くして去ってしまいました。

アップのビデオは10分近い長尺の演奏となりますが、

ロック・スターとして振る舞いつつも、不幸のオーラを発するカリスマに

引き込まれていってしまうことと思います。

演じて装っているというのも分かりますが、でも、それ以上に切実な

ものが伝わってくるからなのではないでしょうか。

それから、このバンドは、ジム・モリソンの他に、レイ・マンザレクの

オルガン・サウンドがバンドの印象を特徴づける重要なパートを担っています。

曲は、「ハートに火をつけて」、1967年のヒットとなりますが、

何故か今週は、ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」を除いて、

全て、1967年に発表の曲ということになってます。(「グッド・バイブレーション」

も前年の1966年発表で似たようなものですが)1967年というの年は、

ロックというか、サイケデリック・サウンド満開の当たり年と

言えるのではないでしょうか。

ということで、ドアーズで「ハートに火をつけて」です。…では、では



The Doors - Light My Fire

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 サイケなソウル

2009-11-06

「アートな秋」ということで、今週はサイケデリック・サウンドで

お送りしているブログ★ラヂオ、本日は、今までのロック的な傾向の

サウンドからは、ちょっと別の角度、ソフト・ロックなどとも

呼ばれてますが、ポップでメローでありながらも、やはり1960年代後半

サイケデリックというムーブメントの影響を充分に感じさせる

フィフス・ディメンションの登場ということになります。

アメリカの男女混声、黒人5人組のコーラスグループ、

「ブラック・ママス・アンド・パパス」のイメージで、

1960年代後半から70年代初頭にかけて数々のヒット曲を輩出しました。

お送りする曲は、「ビートでジャンプ」、1967年のヒットです。

後に数々のヒットを世に送り出すことになる、作曲家、ジミー・ウェッブ

出世作ということにもなります。

航空会社(TWA)のCMに使用されているということで、

耳にされている方も多いかと思います。

でもね〜、この曲、サイケというよりは、ただのポップ・ソング、もしくは、

フィラデルフィアあたりのソウル、と言われてしまえば、

まあ、そんなところという気もしますが、黒人初のトータルなコンセプトを

持ったアルバムと知られる、このアルバムのジャケットと



この人達の妖しい佇まい、そして、この楽曲の持つ浮遊感といった感じが、

サイケデリックなイメージを喚起させるといったところで、

今回のピック・アップとなりました。

ま、ここのところロックテイストな曲が続いてたので、

間にこんなのもいいでしょう、ってことで、

フィフス・ディメンション、「ビートでジャンプ」です。



The 5th Dimension - Up, Up and Away

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 サイケだったプログレッシブ

2009-11-05

「秋の芸術祭」現代アート展といった面持ちで、

サイケデリック・サウンドをチョイスして、今週はお送りしています。

さて、サイケデリック・サウンドといえばロックということになるのでしょうが、

ロックにはプログレッシブと呼ばれているジャンルがあり、

実はその発端は、サイケデリック・ムーブメントに起因する、ということで、

本日は、プログレッシブ・ロックを代表するバンドである、ピンク・フロイド

ごく初期の作品「シー・エミリー・プレイ」(当初の邦題は、「エミリーは

プレイガール」)のアップでいってみたいと思います。

その奇異な才能が伝説になっているミュージシャン、シド・バレット

在籍当時、1967年に発表されたものです。

このシド・バレットという人、初期のピンク・フロイドやファースト・アルバム

夜明けの口笛吹き」でリーダー的役割を果たし、

その才能は多くの人やミュージシャンから讃えられています。

が、過度のLSD摂取等により、精神にダメージを負ってしまいグループを離脱、

アルバムとしてピンク・フロイドで残した作品はこれ一枚だけです。

当時はシド・バレット(G・Vo)の他はロジャー・ウォーターズ(B・Vo)、

リチャード・ライト(Kd・Vo)、ニック・メイスン(Dr)という編成でした。

よく知られているピンク・フロイドの重厚でウェットな感じとはまるで違いますが、

シドの異質な世界観がフルに発揮され、しかもポップ、

現在でも特異な輝きを放ち続ける一曲ということになりましょう、

これまた、よく知られたピンク・フロイドのイメージからは想像もつかないような、

なにやら楽しそうに遊んでいる映像と共にお楽しみください。

ピンク・フロイドで「シー・エミリー・プレイ」です。



Pink Floyd - See Emily Play

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 力の込もったサイケ

2009-11-04

今週は「芸術の秋」ということで、アートな雰囲気も漂う

サイケデリック・サウンドでお送りしています。

本日は、まあ、こんなバンドもあったなあって感じなのですが、

ヴァニラ・ファッジでいってみたいと思います。

YouTubeで見つけたビデオが、とりわけ面白かったってのが、

今回取り上げる大きな理由ってところなのですが、

名前はそれなりに、ロック・ファンの間では知られていることと思います。

特に、ベースのティム・ボーガードとドラムスのカーマイン・アピスは、

ギタリストとしてスター的存在のジェフ・ベックに、

このバンドから引き抜かれたってことでいいと思いますが、この後、

共にベック・ボガード&アピスを結成したことで有名ということになります。

曲は、シュープリームスのカバーで、1967年に発表しヒットした

「キープ・ミー・ハンギング・オン」。オリジナルは1966年のヒットと

いうことになってますから、次の年にはカバーしてるっていう早技ぶりです。

とにかく、力入ってるなあー、ってパフォーマンスは、見物でしょう。

因みに、バンド名の由来は、アメリカで当時販売されていた

アイスクリームの名前ということのようです。

では、ヴァニラ・ファッジで、「キープ・ミー・ハンギング・オン」です。



Vanilla Fudge - You Keep Me Hangin' On

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 凝りに凝ったサイケなヴァイブレーション

2009-11-03

今日あたりグッと冷え込んできて、いよいよ冬に

向かっているのだなあと思わせる寒い文化の日となりましたが、

季節は秋も本番、行楽に、紅葉にというシーズンの到来となりました。

そんな季節感をふまえつつのブログラ★ラヂオ、今週は

「芸術の秋」ということで、現代アートには多大な影響を及ぼして

いるであろうサイケデリック・サウンドといった音楽を挙げ連ねて

いこうという趣旨でやってます。

本日は、サイケデリック・サウンドといえば、って感じで、

代表する一曲、というか、ポップ・ロックシーンにおいても燦然と

輝く不滅の名作って言っても大袈裟じゃない、ってか皆そう言ってるし…

ということで、ビーチ・ボーイズで「グッド・ヴァイブレーション」です。

1966年発表、米英でチャートのNo.1になり、ゴールド・ディスクも獲得、

もちろんビーチ・ボーイズを代表する一曲です。

とまあ、凄いのですけど…制作にあたっても、それなりのものが

費やされてるようで、ホンマかいなと思うのですが、3分半のマスター・テープ

を作るのに、90時間にも及ぶ録音テープの編集がされているそうです。

その作業をビーチ・ボーイズのメンバー、音楽作成に当たっては中核を

なしている、ブライアン・ウィルソン(アップのビデオでは、右端にいる

髭の妖しい人、いや、マイク・ラヴかな?、じゃなかったら、キーボードの人)

がほぼ一人で行っている分けで、凝り性なのにもほどがあり、

そりゃ鬱にもなるってもんです。

2秒から5秒ぐらいしかない同じパートを、

25回から30回ヴォーカル・ダビングしたともいわれてます。

あと、幽霊の登場シーンのような奇妙な音が聞かれると思いますが、

これは、テルミンという楽器を使用しているみたいです。

ただ、ビデオでブライアン・ウィルソン(かマイク・ラヴ)が使っているのは、

テルミンではないように見えます。なんていう楽器だか分かりませんが、

こんな楽器を得意気に使ってるところが、サイケデリックといったところでしょう。

ということで、ビーチ・ボーイズ、「グッド・ヴァイブレーション」、どうぞ♪


Beach Boys - Good Vibrations

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